2010年02月15日 (月)

1年間愛用していた小さなデジカメがとうとう壊れてしまいました。
画面の写る液晶の部分に斜線が入り、どのように写っているのか
確認が難しくなってしまいました。
毎日零下の中、ブラブラとぶら下げて出かけたからかな~?
でも、PCで確認するとちゃんと写ってはいるようで、安心。
デンマークに来るまで、写真は記録と思い出に少し撮るくらいで、
あまり興味がなかったのです。
でも、ここでは毎日目に触れる自然に感動し、
何とか伝えたいと思ったのが始まりです。
1年間とり続けて 少しカメラとの距離が縮まったような気がします。
でも、写真を撮ったというより、
撮らせてもらったというほうが ぴったりくるかもしれません。
ここで撮りたい!という気持ちにさせてくれる場所を
自然が教えてくれる…そんな感じがしています。
我が家には何冊かの写真集があります。
野生の動物をとり続けた 星野道夫さん
報道写真家 ロバート・キャパ
アジアの旅の写真家 三井昌志さん
…その他 いろいろ
この写真が好きだなとか、きれいだなと思って買った写真集。
もう一度ゆっくり見てみたいなと思います。
”この写真の作者のメッセージはこういう意味なんだな”とか
”この写真のここに共感するんだな~”とか
写真そのものだけではなく、
撮った人の心を少し覗いてみる そんな見方ができそうな気がします。
ひぐまに襲われて亡くなった星野さん
地雷の爆発に巻き込まれて亡くなったロバート・キャパ…
命と引き替えにどうしても 伝えたいものがあったのだと
今は少しわかるような気がします。
きっと日本語ではない言葉で表現することが、
億劫になっていたこともあるかもしれません。
写真という表現や言葉に 私自身がずいぶん助けられたな~と思っています。
ホントに1年間よく付き合ってくれたカメラに感謝!
ありがとうね。

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