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”本当なら今ごろは、子供たちと森へ行き 
今年のクリスマスツリーになってくれる木を探し
切っているはずだったのにな~”
と病院の待合室で 朦朧とした頭で考えていました。

今日はもみの木切りの初体験が、病院の初体験となってしまいました。
3日間、高熱が続き インフルエンザかと思いきって病院へ行きました。

デンマークでは、住民カードをもらったときに
自分の家庭医というものが決められています。
カードに病院の電話番号も記載されています。

どんな病気や怪我でも、まずこの家庭医へ行き そこから専門医へと
振り分けられます。

一人のドクターが、一人の患者のあらゆる疾病や怪我を把握して
いることは 患者にとっては心強いことでしょう。
しかし、必ず予約を必要とし、専門医まで至るのに時間がかかる
こともあるようです。

結局、インフルエンザ反応は出ず、気管支からの熱のようで、
3日分の抗生剤を処方してもらいました。
診察中に先生が何度も
「あなたに、治す力が備わっています。あとはその力に任せましょう!」
とおっしゃいます。

外国で病気になるのは、また不安なこと。
でもそのような状況で聞いた「自分の中の治す力」という言葉は
不思議な安心感をもたらしました。

診察が終わると受付で
「高い税金払っているから、診察は無料よ」
と笑顔で送りだしてくれました。
手術 入院も無料です。
薬は、ドクターがその場で どこの薬局に取りに行けるか
確認してネットで薬局へすぐに情報を送信。
薬の実費は個人負担です。

結局、炎症はおさまってきたものの
相変わらずの高熱に、日本の友人のドクターに
日本から持ってきた薬の飲み方を聞き何とか解熱しました。
また、ここでも
「電話で安心できるならいつでもかけてきてね!」との
うれしい言葉。

みなさんのお陰で 何とか元気になってきました。感謝!

体温計


ちなみに 体温計をお隣さんに借りにいってくれた夫が帰ってくるなり
”ワセリンある? 肛門で測るんだって!”
”え~!” 
中を開けると 日本の水銀体温計とあまりかわらなかったので
普段通りわきで測ってみました。
問題なし!!(あったかもしれないが…)
よかった~~。
長い一日でした。
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